【読んだ】『よりぬきサザエさん』

日本から届いた荷物に入っていた復刻版『よりぬきサザエさん』の、なぜか10巻と11巻だけ。先日ちょうどポッドキャストで「東京ポッド許可局」の「サザエさんで誰が好きか論」(インディーズ時代の放送です)を聞いたところだったので、なんてグッドタイミング!

ポッドキャストではプチ鹿島氏が「歯医者の待合室にあった」と話しておられましたが、私もなんか病院の待合室だったような気がするなー、子供のときに読んだのは。今回私は、サザエさんご本人より10歳以上年上になってから、改めて襟をただして読みました。彼女のおしゃれっぷりは侮れない。表紙からもそのファッション性は十二分に伺えます。

今世の中にある問題、少子化とか、(公害などで)食べ物への心配とか、この60年、70年代からあったのね、ということがよくわかる。地震の心配してるシーンもちらほら。「サザエさんで誰が好きか論」でもあったけど、強盗やスリ、詐欺も多い。高度経済成長期ってバラ色の時代みたいに語られることもあるけど、全然そんな感じしないぞ。みんな家計のやりくり苦労して、ボーナス何に使うとか真剣に考えてるし、ローンの話題もある。考えてみれば当たり前だけど、仕事や結婚の悩みなんていつの時代でもあるよな、そりゃ。

でね、少子化。「将来日本は親子3人時代がくるから、『従兄弟』なんて漢字覚えなくていいよ!」とカツオがワカメに諭していたころから、今現在の2013年になってやっとこさ行き着いたところが、「女性手帳」ですか…。明らかに違うとこ行ってますやん。

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