【見た】親と子に関する映画2本

あけましておめでとうございます。今年もたまーに、ぐらいのペースでブログの更新をしていきたいです。Twitterではしばしば、ぐらいのペースで読んだ記事を記録してます。どうぞよろしく。

で年末の話。映画かけこみで2本見ました。これで2013年に見た映画はちょうど20本(家での鑑賞も含む)。まずは不作と言われた2013年のフランス映画界でも、そこそこの人気があった作品。" Les garçon et Guillaume, à table ! "


ブルジョワなママンとその息子の話。ラストがいい。自分のセクシュアリティを自分で発見した瞬間から、主人公の顔つきもしゃべり方もその周りの空気もいっぺんに変わるところが見所です。俳優ってスゴい。

そしてフランスでも公開が始まった『そして父になる』。こちらは文庫本ですでに予習済み。


本でも思ったけど、福山雅治がすごいヤなお父さんに見えるわー。子供にだけはいい顔する母親もしっかり気持ち悪く映ってたし。やっぱり俳優ってスゴい。リリー・フランキーが「大切なのは一緒にいた時間ですよ」って言うと、どっしり本物感がある。さすが『東京タワー』を書いた男。この人にこの台詞言わすために、是枝監督はリリーを選んだんじゃないか。

裁判で弁護士が母親に「取り違えられたって気がつかなかったんですか」って質問するシーンで、後ろにいたムッシューが深ーいため息をついたのが聞こえた。あなたはそのデリカシーのなさがわかる人なんですね。その隣のマダムは「きっちり四角に育てられた子供って、オリーブルだわ!」ってつぶやいてたし。それから最後のクレジットのKiki Kirinを見て、「わー、キキだって」と若いお姉さんが騒いでたのも聞こえた。映画館で見ると、他の人の反応も面白い。今年もたくさん、とは言わなくても時々映画館に行けるといいな。

ちなみに2013年のマイベスト映画は、1年遅れで見た『桐島、部活やめるってよ』でした。

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