【見た】映画『じゃりん子チエ』

最近映画をよく観てるのは宇多丸師匠、シネマハスラーのおかげ。

さて、我が家では子供たちが好きな日本映画の上位に位置するのは『となりの山田くん』なのですが、その山田くんを追い越しそうな勢い、この『じゃりん子チエ』もずいぶん気に入ってもらえました。

近所の映画館で子供向けの映画をおやつ付で上映する、というイベントが月に一回あって、3月は『じゃりん子チエ』(フランス語吹き替え版)なのだけれど、今月は用事があって映画館には行けないので、自宅で先に鑑賞。

ああいう大阪を私はかろうじて、父方の祖母の家で垣間見た世代。「あんな風に大阪弁しゃべってる人は見たことない」と旦那は言ってたけど、うちの父や私のいとこにあたる兄ちゃんたちにはまだちょっと名残あるで、あの「ワイドレ」風。この映画も「生粋大阪弁教育フィルム」として認定します。

さて、関西では『じゃりん子チエ』はテレビでも放送されていた記憶がある。あれを見るといわゆる「優等生」は劣等感を抱くのよね、チエちゃんのたくましさに。私が子供のころの感想はそんな感じやったけど、今回は「子育て目線」で拝見。周りの大人は全員ダメ人間、チエちゃんが一番しっかりしてる。また本人もそのあたりは正確に把握しているのに全然悲壮感がないところがイイ。逆に周りの大人を励ましてるぐらい。

私は『山田くん』でミヤコ蝶々のスピーチ、「子育ては今、面倒なことやと思われているようですけど、ずっと昔からみんなやってきたことです」というのにかなりココロを動かされたオカンの一人。チエちゃんも一見ダークな家庭やけど、「まぁええか」で、しっかり育ってる。

しかし「キン●マ」を連発するこの映画、こちらの子供たちにはどう映るのかがちょっと気になるな~。

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