【泊まった】ディナンのヨットハーバー 2回目

前回の続き。木曜日まで仕事したあとの金曜日、朝4時に起きて6時半の格安バスでナントからレンヌに行こうとしたら…バスが1時間遅れた。おぅ。ディナンでマストを下ろす作業、午前中に予約していたので、あわてて時間を午後にしてもらう。

ナント−レンヌ間のバスが遅れたのは、まったく想像もしなかったけど、スペインはバルセロナから来た長距離バスだったから。ちなみに運営会社は英語名だと「イエスバス」です。安さの理由は長距離バスのルートに地方のルートを組み込んでたからなのだな。

レンヌでバスを乗り継いで無事にディナンに到着。では、港のおじさん自慢のクレーンでマストを外します!



「ちゃんと順番通りにすれば、そんなに難しいことじゃないよ」とおじさん。


30分ぐらいでマストを外したあと、ヨットの上に固定するうちの夫。これでイル・ランス運河を下ることができます。しかしこの時点で夕方だったので、ディナンにもう1泊することに。港のおじさんにもう1泊したい旨伝えると、「いいよいいよ、料金は変わらないし」とのこと。週単位の料金にしてくれた。どこまでもサンパな街だ。


翌朝9時に出発。前にロックゲート(閘門)14個って書いたけど、14個どころじゃなかった。イル・ランス運河で合計47個ある。うむ、日本の都道府県と同じ数だ。


乗組員が岸につないだロープで船を固定しているあいだに、エクリュジエと呼ばれる係の人がゲートの操作をしてくれる。住み込みの学生アルバイトの人も多い。車や飛行機ができる前、船はずっと長いあいだ重要な輸送手段だっただろうから、こういう仕事してる人も多かっただろうけど、今は船もほとんど通らないので、たくさんあるゲートを数10人で分担して管理しているようだ。ひとつの閘門を通るのに、だいたい20分ぐらいかかる。



ブルターニュの青い空。この日は暑かった。


タンテニアックという街で一夜を過ごすことに。運河のすぐ隣にキャンプ場があって、そこのサニタリーが使えるようになっている。「4人家族シャワーお願いします」って言ったら、「子供の分はいいですよ」ってまたまけてもらった。どこまでもサンパだ。

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