【泊まった】サン・マロのヨットハーバー( Port des Sablons )
前回の続き。サン・ブリユー港を出るには、ロックゲートを通る必要があります。ロックゲートって何っていう人は下をクリック。私も5年前まではよくわからんかった。
閘門(こうもん)(ウィキペディア)
海から川に入るとき(あるいは逆)、海と川の水位が違うとそもそも通れなかったり、船が大きく揺れたりして危ないので、高低差をなくして移動をスムーズにするシステムだと考えるといいと思う。
で、そういうふうに知識として理解することと、実際そこで船に乗って具体的に何をどうすればいいのかを知っているということは完全に別物で、両方そろってやっと「わかった」ってなるのが理想ではないだろうか。
無事にサン・ブリユー港を出て1時間…
私、船酔いでダウン。こうなるともう地獄の9時間ですからね。夫のほうも慣れてない、そして悪名高いイギリス海峡の高い波と地形に随分苦労したようだ(サン・ブリユー、サン・マロ間は写真1枚すら撮れなかった)。
強力ミントのエッセンシャルオイルを1時間ごとに飲みながら、やっと見えてきたサン・マロ。家族全員、無事!よっしゃ!
サン・マロには港が2つある。今まで見てきたハーバーの中ではおそらく最大規模。
ところで私が渡仏した2003年ごろは、レンヌに日仏カップルの友達が住んでいたため、レンヌから車で1時間のサン・マロにもよく遊びに来ていた。城壁に囲まれた街の中を、日本から遊びに来た両親や友達なんかも連れて一緒にまわった記憶があるのだけれど、そのあとに生まれたうちの子供たちにとっては、全く知らない街。ナント(まあまあほぼブルターニュ)に住んでて、サン・マロを知らないというのはさすがにどうかと思うので、船を降りたらさっそく観光客に混じって城壁の中へ。
8月15日の祝日だったので、人いっぱい。とりあえず昼ごはんも食べてないので、腹ごしらえしてから、城壁のまわりを散歩。
これぞ、ザ・ブルターニュ。質実剛健、石の家。きれいなエメラルド色の海なのに波が大きい。
観光を終えてヨットに帰ってくると、船底にやや水が溜まっている。サン・ブリユーで水に下ろしたときに湿っていたところから浸水したのか、それとも他の理由なのか…やっとゆっくりできると思ったところでやっぱり問題発生。最大警報とまではいかなくても、これは注意しなければいけない警戒レベル。
こうして翌日ディナンに向けて出航する予定が、本当に浸水しているかどうかを確かめるためにもう1泊することになるのでした。続く。
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